※あくまで個人的

京大医学部の偏った日常

学力の伸びに大事なもの

すっかり社会派ぶったブログを書いていたので、本来の記事を書こうと思います。今回は塾でバイトをしてきて思ったことを書きます。


塾を個別指導とかをして何人かの生徒の動向を見てきた結果、学力の向上にかなり関わってくるものに1つ気づいたような気がします。


それは読解力ではないかと思います。


教えていた生徒はかなりピンキリでした。正直授業料は安くないので生徒(どっちかというと親の方だが)のやる気はそれなりにあるのですが、学力が伸びる速度にはかなりバラツキがありました。


学力が伸びにくい生徒に共通していることの1つに、問題の解説の意味がわからないと質問してくる点です。正直教える側としては楽で結構なことですが、解説は読めば答えにたどり着けるように書かれているのでそもそものしの意味がまあよく分からないとも感じていました。結局そういう生徒も一から解説を黒板に書いて順序だてて説明すると分かるのです。


そこで、解説を理解するのにもある程度読解力が関係あるのではと思いました。読解力は問題文を正しく理解するのにも重要です。物理や生物などはやたら問題文が長く、そこから必要ない情報を正確に抜き出せるどうかが得点に直結します。


さらに読解力が学習効率にも関係しているとも感じました。解説を読んで問題の解き方が分かれば、せいぜい数学や物理の問題なら一問10分で見直すことができます。しかし読んでも分からず人に説明を求めると30分くらいはかかります。予備校の数学の授業が90分で3題解説するような形式を取りがちな気がします。自分で問題集を解き進めることが出来れば、問題集を終わらせるスピードはかなり早くなるのではないかと思います。あとお金も問題集買うだけで済みますし。


塾では物理や数学とかを教えていましたが、物理なんかはエッセンシャル上下巻買ってから、名問の森上下やったら河合の記述レベルで偏差値65とかは出ます。それを自分で読んで理解出来れば2ヶ月物理だけやったら全部終わると思います。読解力がないと塾に行って名問の森のような問題を90分で3題解説してもらって、その授業に名問の森が3冊くらい買えるような値段を払うことになります。(別に名問の森信者ではない)