Prey for Kyoani
まとめサイトの広告にありそうな、現実離れした悲惨な事件がまた起きてしまった。
京アニは1回行ったことはあるけど、そこまでの思い入れがあるわけではない。大抵きらら系列か話題になったアニメを掻い摘んで見ているぐらいだ。
京アニのかなり中心部まで被害が出ているが、事件が現実離れしていてあまり想像が追いつかないので悲しいとか怒りとかいった感情がまだ追いついていない。
たぶん実感するのは京アニのアニメや映画の製作にモロに影響が出始めたぐらいであろう。
問題はそういうことではなく、
知っている場所でガソリンが撒かれて火をつけて多くの人が亡くなったということだ。
学生は日常的に学校に、社会人は会社に行くだろう。(わたしのように大学をしょっちゅう休む人も中にはいるが)
そこでいきなりそのコミュニティに恨みを持つ人間がガソリンをもって押しかけ、火をつけることを想像するだろうか。
うちの大学なんかは門や教室などはすぐに入れてしまうが、そんなことを想像し怯えながら学生生活などを送ることはないだろう。それこそ真に不登校になり、大学どころではない。
でもそういうことが今回起こってしまった。
人々が周りの人々にある程度信頼をしていないと社会は成立し得ない。誰かと仲が悪くなろうが、恨みを買われても、ガソリンをかけられ火をつけられることを考えたりはしないだろう。今回の事件は社会にとって、考えてはならないパンドラの箱を開けてしまうような極めて重大なものだと思う。
それに対して、今すぐわたしに出来ることは、祈ることぐらいだ。周りの人間が自分を信用してくれていること、自分の生活に対して脅威がないこと、そして、被害に遭われてしまった方々に対してのご冥福を祈っている。