※あくまで個人的

京大医学部の偏った日常

京医(京大)を考えている受験生向け

センター試験お疲れ様でした。

今回は京大医学部医学科を受験しようか考えている人に向けて、実際に京医がどういうところなのかを簡単に書きたいと思います。


まず医学部としての特徴ですが、専門科目の試験は去年や一昨年に出た問題を解いておけばなんとかなるものが多いので、基本的に進級は楽な方ではあります。ただし発生という科目だけ割と勉強しないと落ちます。他の科目も気を抜いて3時間くらいしか勉強しないとすぐ落ちますが、追試が簡単なので温情で拾ってくれます。

また出席を取る科目があんまりないので、単位を取るだけなら授業に行く必要はあんまり無く自由な時間が多いです。残念ながら授業は大抵つまらないです。

医学部だけの部活が多くあり、そこで先輩達との良くも悪くも狭く近いコミュニティを築くことができます。ゴルフ部はありませんが、京都らしく茶道部とかがあります。普通の全学部向けの部活ももちろんあります。

4回生のときにマイコースという期間が2ヶ月ほどあり、京大の金で海外の大学や研究所で自分のやりたいことができたりします。海外行かずに日本でマイコースを3日くらいで終わらして、残り期間を使って自転車で日本縦断とかしてる先輩もいました。

メール一本で世界最先端の研究をみることができます。臨床では、京都、大阪、兵庫、和歌山、静岡にはOBの人たちがまあまあいると思います。最初から将来京都で医師をしたいと決めているなら京府医でも全く問題ないと思います。


出会いはそんなにないです。医学科自体8割くらい男子ですし、それ以外の人たちと会う機会はほとんど降ってきません。女子陣はお互いが常に見られる状況にいるので、周りを気にして求めたりはできない人が多い気はします。結局、部活内とか、メンヘラとか強気な女子が医学科内で付き合ったりしています。大体の人が恋愛に慣れてないので中学生並みに噂が盛り上がります。飲み会の場ですぐそういう話をして酒が飛び交ったりします。多分医学科はどこもそんな感じです。


次に京大の特徴ですが、何か特殊なものに没頭している人が3割くらいいて、そういう人は大体面白いです。同回生だけでも大文字山に篭ってたり、ペットボトルのキャップ投げてたり、土日ずっと声優のライブに行っていたり、ほんじょ先生の研究室でこき使われてたり、色々います。

また、大体やりたいことができます。クジャクの世話とか、気球乗ったりとか、いきなり3回生配当の数学とか物理とか学べるし、iPS研究所にいって研究したり、一日中麻雀したり、反政府活動も出来ます。自分で新たに何かしやすい環境だと思います。

自由に使える時間が多いです。その分自分がやりたいことがないとダラダラしているだけにもなります。周りに流されなくて行動力 もある人が活躍するようなところなのかもしれません。


あと京都にあるっていうのがいいですよね。場所的にも御所や銀閣寺の近くにあり、学校へ行く途中に満開の桜とか見れて最初の頃は感動してました。夏の瑠璃光院とか春や秋に入れる夜の清水寺高台寺とか、冬の雪が積もった金閣寺とか、嵐山とかにすぐ行けます。段々四条に買い物しに来ただけなのにダラダラ歩く大量の観光客のせいで遅れてイライラしてきますけど。あと抹茶スイーツ美味しい。


結論としては、センター試験の配点は二次に比べて塵みたいなものだしセンターと二次の相関関係はあんまりないし、京大みたいな大学はここにしかないので、どうしても行きたいと思ったら受けるしかないと思います。